２年次普通科では，「総合的な探究の時間」の活動として，各自の興味関心や進路志望にあわせて「医療・健康」「まちづくり」「教育・保育」「生物・環境」「防災・安全」「観光」「歴史・文化」の７つの分野で２～５人程度の班に分かれて，地域の課題についての探究活動を行ってきました。班ごとに地域の課題をテーマに取り上げ，仮説を立て，インターネットや書籍での情報収集に加えて，市役所など関係機関への訪問取材やインタビュー，校内外でのアンケート等を通じて考えたこと，また活動したことなどの成果を発表しました。

１１月末に分野ごとの発表会（予選）を行い，そこで選出された９つの班による発表会（決勝）を１２月２１日に実施しました。結果は，

第１位　身近な外来生物ヌートリアの問題を玉野市農林水産課やジビエ業者への取材をもとに探究し，自分たちにできる解決の一案としてヌートリアを食べてみた（！）「Let’s nu-to eat!」（生物・環境６班）

第２位　AEDの使用について街頭インタビューによる玉野市民の意識調査や，宇野駅周辺のAED設置場所マップの作製を行った「救える命を増やそう！」（医療・健康３班）　

第３位　子どもの思考力・表現力の育成について「森のようちえん」への訪問取材から考察した「現代の日本の子供の課題について」（教育・保育３班）

でした。 総合的な探究の時間の活動を通じて，地域の方々にもご協力いただきながら仲間とともに探究活動を実践し，「社会」への理解を深め，自ら考え行動する経験ができたのではないでしょうか。この経験を将来の目標設定や進路実現に活かしてもらいたいと思います。