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情報科34期生 課題研究発表会

令和2年1月22日(水) 、情報科で約2年間取り組んだ課題研究の成果を発表しました。2年生の前半では研究に関する基礎的な内容を実習とともに学び、2年生の後半からテーマ別にグループに分かれて研究活動を行ってきました。研究チームは全10グループあり、AI・統計処理・ラズパイ・LEGO・ピクトグラム・ゲーム開発のような情報科ならではの専門性が高い研究を始め、玉野市活性化やサイネージを使った発信のような情報発信をテーマにしたような研究、小学生のためのプログラミング教室といった情報社会の未来を担う子供たちに授業を行う研究など、多種多様な研究テーマが集まりました。

AI班は、自分たちの学習効果を高めるための学習アプリについて発表し、難しい内容にもかかわらず、丁寧な説明でわかりやすく説明していました。統計処理班は、データサイエンスの技術を使い、多感な高校生の性格を分析するという生徒たちにも興味のわく研究内容を発表していました。ラズパイを使った鍵管理システムは、学校内で困っていることを実際に解決する実践的な研究を実演つきで発表し、会場も大きく盛り上がりました。ピクトグラム班は、校内避難経路図の提案を行うだけでなく、校内のさまざまなお知らせをピクトグラム化することで、実際に役に立つ研究の面白さを伝えていました。ゲーム開発班は、ただゲームを作るだけでなく、どのような操作方法が面白さを感じられるかという研究を行い、学祭などのイベントを利用して、外部の人にも試してもらったところが印象的でした。

サイネージ班は、校内のさまざまなお知らせをデジタルサイネージ技術を用いて表示し、生徒たちにもインパクトのある発表ができていたと思います。玉野市活性化班は、瀬戸内芸術祭を始め、玉野市のさまざまな観光スポットをInstagramで紹介するという活動を発表しました。小学校プログラミング教室は、年2回行われるプログラミング教室で、さまざまな学びを通じて自分たちの成長を発表で伝えることができました。 統計グラフ班は、統計グラフコンクールを通じて、統計処理の難しさや第三者に見やすいグラフの作り方など、実生活でも役に立つ工夫について発表していました。LEGO班は、WROに参加するだけでなく、AIを使ってスムーズに動くロボットの開発も行い、これからのAI研究の発展を期待させる内容だったと思います。どの班も、この日のために、スライドや発表原稿を修正しては担当の先生に指導してもらっている姿を何度も目にしました。その結果、スケジュール通りに発表会を終えることができました。

思えば3年前、課題研究のやり方を一新し、情報科の中でもいろいろな意見を取り入れながら、情報科課題研究の形を作っていきました。そしてこの34期生が、新体制となって最初の課題研究発表会でした。この発表会を情報科1、2年生だけでなく、多くの先生方にも見てもらえたことが、玉野光南高校における課題研究や探究活動をさらに発展させるのではないかと思いました。最後に、課題研究発表会に関わっていただいた多くの先生方へ感謝の気持ちを伝えるとともに、34期生全員にお疲れ様とありがとうのメッセージを残したいと思います。

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